File_003:手書きソフトウェア開発でニッチトップ
( FileNo.003.pdf )
■日 時:2020年6月29日(月) 19:15〜20:45
■発表者:株式会社プラスソフト(埼玉県川口市) 竹花利明社長
「大手にとってもっとも大きな参入障壁は儲からないこと。
小さすぎて儲からない市場を狙え!」
★ポイント
①完成品でなく「部品」でいい、部分一位の考え方。
市場の細分化
②戦略的1位になると利益性が高まる。
従業員一人当たり粗利益が業界平均の2.5倍へ
②武器性能が問われる時代の2乗法則とは、
★
竹田陽一ランチェスター経営の門下生仲間でもある竹花さん
赤字続きで苦しんでいた時期、必死に経営することを学ぶ中でランチェスター経営と出会いオリジナル商品を開発する道を選択した。
開発費がかさむ一方、どれだけ売れるかが全く読めないのでこの意思決定できるソフトウェア会社は少ない。
(シオヤマもデザイン・印刷業界しか必要としない超ニッチ機能に絞ったパッケージソフトで当てたことがある。業界最大手のD社、T社にも納品したことを思い出す。^o^)
竹花社長は医療関係の展示会で電子カルテ市場が伸びる兆しを察知した。
トップを獲れるニッチ市場選択がランチェスター戦略の肝となるので、強者がひしめく「電子カルテ」ソフト全体には参入せず、キーボード外に手書きの記録が求められるだろうとの読みで【ペン入力】部分に特化したソフトウェア開発に絞った。
今の礎を作ることになり、従業員一人当たり粗利益が業界平均の2.5倍というから、戦略的1位の強さを実証されている。
伸びる市場を対象とすることが業績に直結するわけではない。
競争相手も増えるから生き残るのは難しい。
そこでポイントとなるのが【市場の細分化】
・地域戦略なら、強者がめんどうくさいと感じる端っこを狙う。
・商品戦略なら、大きな売上を狙わず、対象客が少ないながらもある程度のファンが見込まれる商品を狙う。
・業界/客層戦略なら、強者が相手にしない客層を狙う。
市場を細かく分けてみることで宝物が見えてくる。
気がついたら、一位になっていることはない。
この(小さな)市場で一位になりたいと、まず決めることが第一歩。
(主催者:塩山徳宏)
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※こちらの商品はダウンロード販売です。(225234 バイト)